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<span style="margin-left: 1em">みなさんも古文の授業で習った事があると思いますが、徒然草第109段「高名の木登りといひし男、人を掟てて、、、」の話があります。木登り名人の男が、弟子に木の枝を切らせた時に、高く危険な所では、何も注意をしないのに、あと少しの所まで降りてきた時、初めて「気を付けなさい」と注意をします。声をかけられた弟子は、「こんな低い所では、怪我のしようもないのに、なぜ注意するのですか」と尋ねたところ、「目が眩んだり、枝が折れそうな危険なところは、自分でも怖くて気を付けるから心配しなくてもいいが、「もう安全」と思う高さになった時にこそ油断して誤って落ちる」と返答します。仕事で「もう安全、もう大丈夫」等と高をくくってしまうと、その慢心につけ込んで失敗してしまう事があることを諭す話です。誰もが新しい環境に身を置いた時は、細心の注意を払い失敗しないように気を付けるものですが、2、3年もすると環境の変化に順応し、ふとした事で気持ちに緩みが生じて失敗することが往々にしてあります。私も町政をお預かりして2年半が過ぎました。まだまだ困難な課題が山積しており気を抜くなど出来る状況にありませんが、初心を忘れる事なく気を引き締めて町政の舵取りをして参りますので、今後も皆様のご理解ご協力をお願いします。</span>
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<span style="margin-left: 1em">みなさんも古文の授業で習った事があると思いますが、徒然草第109段「高名の木登りといひし男、人を掟てて、、、」の話があります。木登り名人の男が、弟子に木の枝を切らせた時に、高く危険な所では、何も注意をしないのに、あと少しの所まで降りてきた時、初めて「気を付けなさい」と注意をします。声をかけられた弟子は、「こんな低い所では、怪我のしようもないのに、なぜ注意するのですか」と尋ねたところ、「目が眩んだり、枝が折れそうな危険なところは、自分でも怖くて気を付けるから心配しなくてもいいが、「もう安全」と思う高さになった時にこそ油断して誤って落ちる」と返答します。仕事で「もう安全、もう大丈夫」等と高をくくってしまうと、その慢心につけ込んで失敗してしまう事があることを諭す話です。誰もが新しい環境に身を置いた時は、細心の注意を払い失敗しないように気を付けるものですが、2、3年もすると環境の変化に順応し、ふとした事で気持ちに緩みが生じて失敗することが往々にしてあります。私も町政をお預かりして2年半が過ぎました。まだまだ困難な課題が山積しており気を抜くなど出来る状況にありませんが、初心を忘れる事なく気を引き締めて町政の舵取りをして参りますので、今後も皆様のご理解ご協力をお願いします。</span>
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