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- <h3 id="life">令和03年9月</h3>
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- アメリカメジャーリーグ大谷選手の活躍が伝えられています。投げては160キロの豪速球、打てば特大ホームランと見事な「二刀流」での働きぶりです。筋骨隆々の大きな外国人に力負けせず、真っ向勝負で結果を出しているところは大谷選手が日本人を熱狂させる理由のひとつだと思います。
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- 特筆すべきは、プレー以外でのふるまいについてです。ファンのみならず相手チームや審判に対する態度など、大谷選手の紳士的なふるまいが好意的に報じられています。勝負以前に礼節を重んじる姿勢が世界的にも評価されていることは、日本人としてとても誇らしく思います。
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- さて近年、日本のスポーツ界の古い体制が否定的に報道される傾向が強いように感じます。もちろん、かつての部活動のように「先輩の命令は絶対だ」などという理不尽な考え方は間違っていると思いますが、だからと言ってその全てを否定することはできないと思います。日本ではスポーツ全般において、単に技術の向上を目指すのではなく、併せて精神的な修養を目的としていると思います。技術の向上のみを考えるなら合理的ではないかもしれませんが、スポーツを通して、礼節を重んじ、他者を気遣う姿勢を学ぶという考え方は、決して間違っていないと思うのです。
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- 先日、東京オリンピックのとある競技では、日本人選手とコーチがまるで友達のようにお互いをあだ名で呼び合う関係だとの報道がありました。正直なところ、これには違和感を覚えたのですが、これからの社会では相手の意見の一部に同意できないからと、その全てを否定するのではなく、お互いよい部分は素直に認め合い、柔軟に受け入れられるような姿勢が大切なのではないでしょうか。
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- <h3 id="life">令和03年8月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 何かと紆余曲折はありますが、コロナワクチンの接種が進んでいます。ところで、海外のニュースを見ていると「何よりマスクをしなくてよいことがうれしい」という声をよく聞きます。日本では、ワクチン接種が終わっても当分マスクは外せないと考える方が多いと思いますが、これには衛生面よりも文化の違いが大きく影響しているようです。
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- 日本では「目は口ほどにものを言う」と言いますが、アメリカでは口元で相手の気持ちを読み取るのだそうです。例えばアメリカ人が笑うときは大きく口をあけ白い歯をのぞかせます。海外では目元や髪型の印象よりも「輝く白い歯」が重要視されるようです。逆に日本人ならむしろ口元を手で隠して笑います。日本の歴史的な寺院に「微笑みの仏像」はありますが、大きく口を開けた「大笑いの仏像」は見たことがありません。
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- 歯に関する文化の違いは他にもあります。例えば「八重歯」は日本では可愛いイメージがありますが、海外ではドラキュラを連想するそうです。逆に「すきっ歯」は日本では特に良い印象はありませんが、海外ではチャームポイントとされセクシーなイメージが持たれるため、スーパーモデルにも多いのだとか。
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- ひとことに「笑顔」と言っても、文化が違えばいろいろな捉え方があるものです。しかし、多少の違いはあっても「笑顔」は相手に好意を示す万国共通のコミュニケーションツールであることは間違いありません。少しでも早くコロナが終息し、笑顔あふれる世界が戻ってくることを願ってやみません。
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- <h3 id="life">令和03年7月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- いよいよ東京オリンピックが開催されます。令和最初のビッグイベントに多くの方が胸躍らせているかと思いますが、その一方でこのコロナ禍での開催に不安を感じる方も少なくないと思います。 </span>
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- 機運を盛り上げる「聖火リレー」は、ランナー辞退や規模縮小などの報道が先行して、イベント本来の目的がぼやけてしまいました。また、医療の専門家からは開催を疑問視する意見が出されるなど、開催を期待する声よりも不安を感じる声の方が多いような印象すら受けます。オリンピック開催・中止の判断は、いわば国民の生命や健康と日本の経済そのものを天秤にかけるような問題で、どちらを選んでもはっきり善悪の区別がつけられない難しい問題であることは間違いありません。
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- この原稿を書いている時点で、開催日まで残り一月半です。各種目の代表が決定したり、各国の選手団が来日したりと準備が進むなかですが、マスコミ報道からは何か漠然とした不安や不満が感じられます。大切なことは、このままなし崩し的に本番を迎えるのではなく、開催するからには現時点で考えられる最善の対策を取り、選手・観客はじめすべての人たちが納得して応援・協力できる機運を醸成することだと思います。
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- オリンピックという世紀のイベントは、コロナ禍で傷つき、元気をなくした人たちを一致団結させ、日本経済を一気に活性化させるカンフル剤になり得ます。せっかくの機会が、逆に何か日本が背負わされた重い十字架のように感じられてしまうことはとても悲しいことです。後年に「コロナを打ち破った東京オリンピック」として語られることを願っています。
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- <h3 id="life">令和03年6月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 川魚の「アマゴ」は基本的に川の中だけで一生を過ごしますが、その一部は海に下って回遊し、一回り大きな「サツキマス」となって戻ってきます。ちなみに海に下るアマゴは、他より丈夫な個体なのだろうと思いがちですが、実は全く逆で、小さい魚は大きい魚に負けて川にいられなくなり海へ下るのですが、結果としてより大きなサツキマスとなって戻ってくるのだそうです。この話を聞き、ただ現状に満足しているだけでは成長できないという教訓だと思いました。
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- しかし、ある人は全く違う感想を持ったという話を聞き、ハッとさせられました。それは、小さい魚なら、川で我慢して生活していれば、危険な海に行かずに平穏に暮らせただろうに、という意見です。それはいかにも消極的な態度ではないかと反論すると、「では、あなたの子どもが、現状に不満なので9割の確率で命を落とす修行の旅に出る」と言ったら行かせることができるのかと言われ、思わず口をつぐんでしまいました。
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- このように、自分では当然だと思うことでも、他人は全く違った考えを持っていることが往々にしてあります。ましてや、いろんな人がお互いに協力しながら生活している地域コミュニティにおいて、意見の相違はある意味、当然のことなのかもしれません。
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- つまり「人と人とのつながり」とは、「多様性を認めたうえで一つの方向性を導き、決まったことはお互いに尊重すること」だと言えると思います。無理にすべての方々の考え方を統一することはできませんが、ひとたび大多数の合意が得られた意見ならば、すべての人が尊重するのが正しいあり方なのではないでしょうか。
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- <h3 id="life">令和03年5月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 待望の新給食調理場が、4月から稼働開始しています。実際の調理にあたっては、新学期が始まる前の3日間、調理シミュレーションを実施しました。さまざまな調理器具を効率よく稼働させるため何種類かのメニューを試作したほか、実際に町内各園・各校へ配缶しながら必要な時間配分や手順の確認を行いました。学校給食は衛生管理のみならず、提供するまでの時間との戦いという側面もあります。北方町給食調理場では、栄養士や調理員がチームワークよく連携することにより毎日の給食を卒なく提供しています。
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- ところで、調理シミュレーションの際は、食材を無駄にしないために役場職員や保育士、学校教員も試食に参加しました。相応の食材費負担を求めたうえで各メニューの味見役をお願いしましたが、ありがたいことに私以外にも多くの関係者が進んで協力してくれました。
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- 北方町は「教育立町」として北方学園構想やICT教育を推進しています。しかしまずは、安全・安心な「給食」が提供できなければ、充実した学習環境を整えることはできません。大切なことは、お金をかけてどんなに立派な施設を作っても、それを適切に運用する人たちがいなければ意味がないということです。
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- 当然ながら私たちは、それぞれの部署で皆さんに必要な行政サービスを提供すべく日々働いています。しかし、子どもたちには「給食費を払っているから、給食が食べられるのはあたりまえだ」などと考えるような大人になってほしくはありません。多くの関係者の尽力があって、初めて給食が食べられるということを理解できる大人に育ってくれることが、真の「教育立町」北方の願いなのです。
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- <h3 id="life">令和03年4月</h3>
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- 近年の災害史上では最悪の2万2千人もの犠牲者を出した東日本大震災から節目の10年を迎えました。「もう10年も経つのか」と感じる一方で、特にこの10年は日本中でこれまで経験したことがない、台風、集中豪雨、土砂災害に加えてコロナ感染とさまざまな災難に続けざまに脅かされる10年だったと思います。まだ記憶に新しい2月13日の福島県沖地震は震度6強を記録し、あたかも私たちの風化しつつある震災の記憶を呼びおこして、油断する気持ちを戒めるような出来事であったと感じます。
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- 各種報道番組でも震災関連の特集などを多く放映しています。多くの人々が抗うこともできず、まるで木の葉のように津波に飲み込まれていく悲惨な映像は、今でもとても現実に起こったこととは思えない恐怖心を呼びおこします。残念ながらある日突然に大切な家族や友人、家や財産を失ってしまうことが、誰にでも起こりうることを改めて認識させられたところです。
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- とりわけ、この地方でも心配されている南海トラフ地震の発生率は30年以内に70%~80%と言われています。残念ながら今の科学では地震の予知はできませんが、言えることは地震の可能性は「今日より明日、今年より来年」と時が過ぎるほど必然的に高まるということです。
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- みなさんには、神頼みや他人任せではなく、家具の転倒防止や備蓄食料品などの日々の備えを大切にし「自分の命は自分で守る」、「家族や身近な仲間はご近所ぐるみで守る」という意識を再確認していただき、いざという時に備えていただきたいと切に思います。
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- <h3 id="life">令和03年3月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- コロナワクチンの接種がいよいよ開始されます。未だ終息の目処が立たない状況ですが、ワクチンの集団接種はコロナ禍の転換点となる可能性が大きいと思います。町にとっても未経験の大事業となりますが、ワクチンの供給量や提供時期などあらゆる情報が錯綜しており、接種計画も手探りで進めざるを得ない状況です。
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- なお、数ヶ所の個別接種に加え総合体育館を集団接種の会場としますので約半年ほど休館となります。利用される方には長期間に渡りご迷惑をおかけしますが、正確な情報が届かない中、実際に接種にあたっていただく医療機関の方に過密なスケジュールをお願いすることはできないため、ご理解をお願いしたいと思います。
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- また、1年足らずで実現したワクチンの効果や安全面に不安を感じ、接種に消極的な方もおられるようです。しかし、多少のリスクは避けられませんが、コロナ禍を終息させるためには多くの人が抗体を持つことが絶対です。ワクチンを打つことは自分のためだけではなく、同時に家族や社会を守ることになるということを理解していただきたいと思います。
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- つまるところ、今回のワクチン接種においては、行政、医療機関、住民とそれぞれの立場で頑張らなくてはならないこと、辛抱しなくてはならないことがあるということです。コロナ禍を終息させ、当たり前の日常生活を取り戻すためには「誰かが」ではなく、「皆が」連携・協力しないことには成功は得られません。今こそ「人と人とのつながり」を大切にし、この苦境を乗り越える正念場だと思います。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
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- <h3 id="life">令和03年2月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 去る1月10日に北方町成人式を開催しました。コロナ禍の中で、県内でも市町村ごとに判断が迫られる状況でしたが、当町では細心の注意を払って十分な感染症対策を施したうえでの開催といたしました。予定どおりの日時で開催することは感染リスクを伴います。しかし、急な延期は晴れ着のキャンセル費用の問題があることや、延期した時期が必ずしも安全である確証がありません。この状況下で私が開催の判断基準としたことは次の2点です。1点目はなにより当事者である新成人たちの意向を尊重したいこと、2点目は近隣市町の対応が分かれては混乱を来すので旧本巣郡内の連携を図りたいことでした。
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- まず1点目については成人式実行委員のみなさんの意向を確認すると、全員が予定どおりの開催を強く希望するとのことでした。2点目の近隣市町の連携については、首長同士で予定どおり開催する方針を確認し合いました。
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- 開催にあたって、実行委員のみなさんは式典会場での適切な対応はもとより、2次会などを開催しないことを約束してくれました。そのことを聞き、批判する意見は甘んじて受ける覚悟を決め、私は新成人たちが責任ある大人として約束してくれたことを信じて、予定どおり開催という最終判断を下した次第です。
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- 当日は朝からの雪も止み、例年に増して厳粛な雰囲気の中で行われた素晴らしい式典とすることができたと思います。例年と違い様々な制約がある中で、新成人たちはその困難を力強く乗り越えて立派な式を企画・運営してくれました。この経験は必ずや今後の人生の糧となることでしょう。改めてみなさんの前途洋々たる未来を祈念いたします。
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- <h3 id="life">令和03年1月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 東部開発区域の企業誘致エリアで、令和元年10月に着工された大洋電機(株)の新社屋が完成し、去る令和2年12月4日に竣工式が執り行われました。今までも民間事業者や土地区画整理組合が誘致した会社はありましたが、今回は北方町として初めて企業誘致を果たした会社ということになります。
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- みなさんもグリーン通りや岐阜関ケ原線から見て取れる巨大な建物の出現にさぞ驚かれ、また、何ができるのだろうと興味を持たれたことと思いますが、この工場は、船舶用及び陸用の発電機や電動機を製造する工場です。約4万4千㎡の敷地を持ち、外周の緑地帯を含めると東京ドームとほぼ同じ大きさとなります。敷地内には工場3棟と事務所が立ち並び、全体の延べ床面積は合計約2万㎡で、投資総額は約90億円とのことです。なお、工場の年間売り上げ目標は百億円とのことで町の年間予算に匹敵する金額ですが、巨大施設を間近に見ると納得させられるところです。今後、工作機械の移設作業などと並行して操業を開始するため、本格稼働は今年の10月頃になる見込みです。
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- 町としては今回の企業進出の効果は経済的な部分のみではないと思っています。新たに200人の従業員が従事することで昼間人口が増え、単なる仕事上の関係にとどまらず、例えば企業の地域貢献活動や子どもたちの施設見学などでの交流が期待されます。まさに北方町に新たな風が吹き、新たな「人と人とのつながり」が生まれる礎となることでしょう。
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- 大洋電機さんには今後、北方を代表する企業として町とともに大きく飛躍していただきたいと願っています。
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- <h3 id="life">令和02年12月</h3>
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- みなさんは、「岐阜スゥープス」をご存じですか。これは岐阜市柳津町にある県内唯一のプロバスケットボールチームのことです。平成15年に創部された若いチームで現在はB3リーグに所属しており、20人の選手がOKB清流アリーナを本拠地として日々練習に励んでいます。
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- 先日、岐阜スゥープスの梶本監督と交流があるという古田笠松町長から熱心な提案があり、岐阜連携都市圏の構成市町(岐阜市、山県市、本巣市、瑞穂市、岐南町、笠松町、北方町)で、地元のチームとして地域で盛り上げていくことになりました。そしてこの度、各市町がそれぞれ岐阜スゥープスと連携協定を締結したところです。バスケットボールに縁遠かった私は、岐阜市にプロのバスケットボールチームがあることも知りませんでしたが、今後はサッカーのFC岐阜と同様に地域に密着したプロスポーツチームとしてみなさんと一緒に応援していきたいと思っています。
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- ところで、岐阜スゥープスのスローガンは、「IGNITE-GIFU=岐阜に火をつけろ」というそうです。先日(10月25日)の夜に「北方町清流花火」と題して約150発の花火が北方の夜空を彩りました。ありがたいことに、この花火は新型コロナの影響で多くのイベントが中止になるなか、寂しい思いをしている住民を元気づけるため有志が企画したものです。まさに、気分が沈んでいた「北方に火をつける」よい機会となったのではないでしょうか。
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- コロナの第3波が危惧されるなど、まだまだ明るい兆しが見えませんが、地元スポーツチームの盛り上がりや今回の花火のようなサプライズなどをとおして、みなさんと勇気をもってこのコロナ禍を乗り越えていきたいと思います。
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- <h3 id="life">令和02年11月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 最近よく「人生100年時代」という言葉を耳にします。今年公表された資料によると100歳以上の方は9月1日時点で8万450人となり、この20年で約10倍になったそうです。また、現在70歳の方が100歳まで生きる可能性は男性4%、女性14%ですが、現在30歳の方なら男性6%、女性20%に増えるそうです。今まで長寿のお祝いといえば60歳の還暦や70歳の古希が思い浮かびますが、もはや実情と合わなくなっているのかもしれません。
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- 町では100歳の誕生日に祝い金10万円を進呈し祝福しています。今年は過去最多の5人の方が100歳を迎えられますが、その中の1人に私が小学校2年生から6年生までお世話になった塾の先生のお名前がありました。塾といっても今の学習塾とは違い、家で勉強しない子がちゃんと宿題をするために集まる場所という感覚でした。当時は怒られてばかりでしたが毎年春にはみんなでツクシ取りに行ったことなど、懐かしく楽しい思い出がよみがえります。53年ぶりで覚えておられるか不安でしたが、先生に再会すると満面の笑みを浮かべられ私のわんぱくエピソードなど思い出話に花が咲き、楽しい時間を過ごすことができました。
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- 単に自分の体が強いだけでは心身ともに健康で100歳を迎えることはできません。先生はきっとこれまで多くの方々とお互いに支え・助け合い「人と人とのつながり」を大切にして生きてこられたのだと思います。どんなに医学が発展しても、心穏やかに過ごすことができなければ健康長寿は望むべくもありません。行政として、今後ともみなさんが心身ともに健康で長生きしていただける環境づくりに取り組んでいかなくてはと、改めて考えさせられました。
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- <h3 id="life">令和02年10月</h3>
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- 秋の味覚、庶民の味と言えば「秋刀魚」ですが、ここ数年不漁続きで価格が高騰しています。不漁の原因は乱獲によるサンマ資源の減少や、温暖化の影響で海水温が上昇したことでサンマが日本近海に来遊しなくなった事にあるようです。今年の全国漁獲量は過去最低だった昨年同期(8月末迄)の約2割しかなかったということです。
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- 以前、つぶやきにも書きましたが、コロナの影響で当たり前の日常が当たり前でなくなることは、実際に経験して初めてその重みがわかるものです。かつて大衆魚の代表だったニシンが、乱獲の結果、幻の魚になってしまうまでそれほど時間はかかりませんでした。近い将来、庶民の魚だったサンマが高級食材となって食卓から消える日が来るかもしれません。
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- 私たちにできることは限られているかもしれませんが、サンマの漁師さんは大変だなと他人事のように思うだけではなく、地球環境の変化や諸外国の魚資源の乱獲の問題などに常に関心を持って臨む姿勢が大切なのではないでしょうか。
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- 30年ほど前、北海道で初めて食べたサンマのにぎり寿司のあまりのうまさに感動したことを思い出します。脂がのった大ぶりの「新サンマ」のうまさは絶品ですが、最近のニュースで初物が一匹1,200円の値が付いたとの話題もありました。みなさんがこのつぶやきを目にする頃には、多少なりとも安くなっているサンマを食べたいと思うこの頃です。
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- <h3 id="life">令和02年9月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 将棋の藤井聡太さんが史上最年少で「棋聖」のタイトルを獲得し、ひさびさの明るい話題として大きく報じられました。藤井棋聖は、デビュー以来常に高い勝率を誇りますが、驕ることなく真摯に将棋に取り組む姿は見習うべきものがあります。今後ますますの活躍を期待したいと思います。
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- さて、みなさんも将棋のルールはよく知らなくても、将棋にまつわる格言やことわざは聞いたことがあるのではないでしょうか。例えば、高圧的な態度を意味する「高飛車」や、小さなことだと侮る気持ちを戒める「一歩千金」という格言は将棋を由来としています。その中に「悪手が悪手を呼ぶ」という格言があることをご存じでしょうか。プロ同士の将棋では、素晴らしい好手で相手を倒すということはむしろ少なく、いかにミスを減らして相手より悪い手を指さないかということが勝負の分かれ目になるそうです。いかにプロといえど、うっかり悪手を指してしまうことはあります。しかし本当にしてはいけないことは、悪手を指してしまった時にそれを悔むあまり、無理に取り返そうとさらに無謀な手を指してしまうことだそうです。後から振り返ると、初めに指した悪手よりも、そのあとに指した無理な手の方がむしろ致命傷になっていたという場合の方が多いそうです。これは人生にも通じる、含蓄のある言葉ではないでしょうか。
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- 今後もコロナとの長い戦いが続きそうです。今までに経験の無い局面に立ち向かわなくてはならない時、私自身も迷いながら決断を迫られる場面が出てくるかもしれません。その時には今までのいきさつや慣習にとらわれることなく、常にその場面における最善の策を選べるように心がけたいと思います。
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- <h3 id="life">令和02年8月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 新型コロナが上陸して半年が経ちました。私たちのライフスタイルが大きく変化するなか、幸いなことに当町にあっては一人の感染者も出ることなく今に至っています。子どもたちの学校生活も再開して元気な声が聞こえるようになりましたが、コロナと共に生きる「ウィズコロナ」という環境のなか、新しい生活様式に沿うため国全体が辛抱と忍耐を強いられる社会に変貌しつつあります。これまで当たり前だった平穏な日常の大切さを痛感し、今まで「安心」や「安全」に対していかに無頓着に生活していたのかと気づかされました。
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- 折しも東京圏など都市部では再び感染者が増加傾向にあり、経済活動再開と感染拡大防止との両立を進める難しさに直面しています。再び「自粛生活」に戻るようなことになっては経済的なダメージは計り知れず、今がまさに正念場ではないでしょうか。
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- さて、町ではコロナ禍のなか、引き続き各種対策事業を打ち出しています。上下水道料金や生活費の補填に続き、今回は高校生以上全員にプレミアム商品券(5千円で1万円分購入できる町内限定商品券)の購入引換券を郵送することを決めました。また、7月末には小学5年生から中学3年生までの全ての児童生徒にIPadの貸与を完了し、夏休み期間の「新しい生活様式」に対応した学習補助等に活用できることとなりました。特にIPadについては一部の生徒のみではなく、より多くの学年の子どもたちを対象に他市町に先んじて導入することができたところです。
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- 今後も町の活力醸成と安心・安全な日常を取り戻すべく、みなさんと共にコロナとの長い戦いに立ち向かっていきたいと思います。みなさんのより一層のご理解ご協力をよろしくお願いします。
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- <h3 id="life">令和02年7月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春の選抜高校野球大会の代替として、出場予定だった32校による交流試合が行われることになりました。甲子園出場を夢見ていた球児たちのことを考えると、たとえ一試合だけの練習試合だとしても選手たちの研鑽の成果を発揮できる場ができたことは良かったと思います。
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- その一方で、私自身、学生時代には剣道に打ち込んでいましたので、選手たちの複雑な思いは痛いほどよくわかります。当時は連日の厳しい稽古に耐え、少しでも上達したい、より上位まで勝ち進みたいと、歯を食いしばって努力していました。その経験から言えば、甲子園に出場すること自体が目的ではなく、その舞台で活躍してさらに上を目指すために努力をしたのであって、交流試合はその「代替」とは決してなり得ないと思う球児もいるはずです。また、野球以外の種目に打ち込んでいた子どもたちには、同じ部活動なのに野球だけ注目を集めるのはなぜと、野球という種目に対して羨望の思いを向ける気持ちも十分理解できます。今回の交流試合の決定は単純に良い面だけではなく、いろいろと考えさせられる試みであると思います。
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- 今後、コロナウイルス騒動で「失われた日常」を取り戻すべく、社会がすこしずつ動き出します。当然ながら、いきなり元どおりにすることはできません。今回の交流試合はある意味で、日常を取り戻すプロセスにおける「試金石」となる事例であると思います。すなわちどのような施策にも利点・欠点はあり難しい部分もありますが、ひとたび町として決定した各種コロナ対策事業は、恐れることなくスピーディに実行していくことが肝要であると思っています。
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- </p>
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- <h3 id="life">令和02年6月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- コロナ感染による緊急事態宣言が発令される最中、全国的に外出の自粛や休業要請が課され、今年のゴールデンウィークは「ステイホーム週間」となりました。この異常事態のなか、親しくする成原白川村長さんや国島高山市長さんが「来ないでください」宣言をされたとの報道を見て、同じ首長としてその心情を<ruby>
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- <rb>慮</rb>
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- <rt>おもんばか</rt>る
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- </ruby>に、大変切ない思いをしたところです。しかし、その甲斐あってか連休中はみなさんが危機意識を共有して外出を自粛したことで全国的に感染者数は減少に転じ、岐阜県でも5月14日に緊急事態宣言が解除されることになりました。
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- <br />
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- コロナウイルスの脅威が消滅しない限り不安は拭えませんが、このような状況を鑑みて、北方町でも6月1日より小中学校の授業を再開することとしました。しかし、当然ながら再開にあたっては感染拡大リスクを可能な限り軽減する環境を整えて心身の健康と学業の両立を図ることが大切で、段階的に実施可能な教育活動に取り組まなくてはなりません。怖いのは、緊急事態宣言の解除による気の緩みにより、感染の再拡大が発生することです。
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- 厳しい経済状況を回復して「失われた日常」を取り戻すべく世の中が一気に動き出せば、せっかくの辛抱も水の泡となりかねません。これまで同様にマスク着用を徹底してうがいや手洗いを<ruby>
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- <rb>励行</rb>
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- <rt>れいこう</rt>
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- </ruby>しつつ、少しずつ日常に戻していくことが大切です。今こそ「急がない勇気」が必要だと思います。
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- 今後もコロナ騒動が終息するまで気を抜くことなく、各種施策を進めることで勇気をもって立ち向かっていきたいと思います。
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- </p>
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- <h3 id="life">令和02年5月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 全国的な傾向として、消防団員の確保が困難な状況になってきています。北方町消防団は、今年度15名の退団者に対し新入団員はわずか3名(内町職員2名)という結果でした。東日本大震災を受けて地域の防災力を高めるためには地域に根差した消防団員の存在が欠かせないことが再認識されました。そのため、平成25年には町消防団員の定数を50人から70人に増員しましたが、残念ながらその後一度も定員数に達することなく現在(46人内町職員11人)に至っています。
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- </span>
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- 少し前ですが、岐阜県内の一部地域で消防団に入らない男性から出不足金を徴収しているという問題が報じられました。確かにこのような勧誘方法には問題があるかもしれませんが、消防団員になることは一定の負担や犠牲、いわば「社会的負担」を個人に強いるものであり、団員にならなかった人には金員をもって「社会的負担」を求めることで公平性を保っているという側面が地域社会にあるのかもしれません。
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- 消防団が地域の安心安全を守り、地域コミュニティの維持や活性化にも大きく貢献していることは間違いありません。欠かせない組織であるならば、勧誘方法のみを殊更に議論するのではなく、負担が大きい訓練のあり方や活動内容を時代に合わせてスリム化していくという視点も併せて、地域で一緒に考えていくことが大切であると思います。
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- 現在は世界中がコロナ騒動で深刻な状況にありますが、遅かれ早かれ必ずいつかは終息します。しかし、台風や地震などの自然災害の脅威は永遠に続きます。いざという時の備え、地域防災の要として消防団活動へのみなさんの協力を切にお願いしたいと思います。
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- <h3 id="life">令和02年4月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- この度の町長選挙では、町民のみなさんをはじめ、各方面の方々から力強いご支援と温かいご厚情をいただき、無投票にて引き続き町政の舵取りを担わせていただく事となりました。責任の重さを再認識し、みなさんのご期待に応えなくてはならないという使命感で身の引き締まる思いです。以前より進めてきました南東部開発事業、北方学園構想をこの任期中に完遂すべく、決意も新たに邁進してまいります。
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- まず、南東部開発事業は、工場誘致エリアの造成工事が完了したところです。次に曲路地内の岐阜・関ケ原線沿いにおいて、交流拠点エリアの整備に着手します。町の活力を創出するため、民間の資金とアイデアを活用して楽しみと賑わいの場を整備するものです。令和4年秋の完成を目途に進めていきます。
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- また、令和5年4月に義務教育学校2校を開校する北方学園構想は着手から今年で3年目を迎え、より具体的な協議を進めるほか各種整備工事に取り掛かります。未来を託す北方の子ども達のために「より良い、より確かな」学園を確実に開校できるよう、着実に取り組みを続けます。
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- 思えば、1期目は前町長の急逝という混乱の中でのスタートでしたが、今回の2期目も新型コロナウイルスとの戦いの最中でのスタートとなりました。急速な感染拡大による医療崩壊を防ぐため、国内全てが自粛や延期で対応していますが、残念ながら早期の終息は困難な情勢です。このような時だからこそ、町民のみなさんと一致団結し、国・県や周辺市町ともしっかりと連携しながら冷静な判断を心掛け、苦難に立ち向かっていきます。引き続き、みなさんのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
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- </p>
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- <h3 id="life">令和02年3月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 今年の冬は暖冬で、厳しく冷え込む日は数えるほどしかありませんでした。雪も積もるどころか、ちらつく日もないくらいです。こんなことなら車のタイヤを換えなくてもよかったと思っている方も多いのではないでしょうか。
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- さて、穏やかな気候が続く中、突然降って湧いた新型肺炎が大変憂慮される事態となっています。この原稿を書いている2月上旬の状況ですが、国内外での感染者は約44,000人、死亡者は約1,000人となっており、いまだ終息の目途も立たない状況です。今のところ北方町への直接的な影響はないようですが、庁舎入口に消毒液を設置したり、マスクの備蓄状況を確認するなどの初動体制を指示したところです。この広報がみなさんのお手元に届くころには少しでも状況が好転していることを願ってやみません。
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- また、連日の報道もやや過熱気味の感がありますが、大切なことはSNSなどの曖昧な情報に惑わされないことです。非常時にはデマやうわさが拡散しやすくなります。一部ヨーロッパの国ではアジア系の人というだけで心無い仕打ちを受けたというニュースも聞かれます。このような時だからこそ信憑性の乏しい情報に踊らされず、みなさん一人ひとりが基本的な予防策である手洗い・うがいの励行、人混みを避けマスクを着用するなど「自助・共助」の考え方に立ち返り、冷静な対応をしていただくことが肝要です。
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- 今回の新型肺炎の件も、「中国で発生した迷惑な話だ」とか、「保健機関が全て対応するのだろう」と他人事のように考えても何も解決しません。まずは自分自身が、自分や家族のために何ができるのかということを考え、理性ある行動とっていただくようにお願いしたいと思います。
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- <h3 id="life">令和02年2月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- いよいよ今年はオリンピックイヤーです。56年ぶりの東京オリンピック開催が決定し、日本中が「お、も、て、な、し」のフレーズに歓喜してから早7年が経ちました。この間、エンブレムの盗作疑惑や国立競技場のデザイン変更、急転直下のマラソン札幌開催、最近では演出家のパワハラ疑惑による辞任など、様々な問題が後を絶ちませんが、刻一刻と近づく開幕を心待ちにしている人は多いと思います。
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- 前回(1964年)の東京オリンピック当時は、白黒テレビがようやく普及し始めた頃でカラーテレビは20万円(現在の価値で約200万円)もしました。テレビが唯一の娯楽で、誰もがテレビにかじりついていたものです。当時、私は小学校3年生でしたから記憶はやや曖昧ですが、東洋の魔女と言われた日本女子バレーボールの活躍、マラソンで連覇を果たした「裸足の王者アベベ」が靴を履いていて驚いたことなどが思い出されます。そして今回、2回目の東京オリンピックを経験できることをとても幸運に思っています。残念ながら、今回もテレビ観戦となりそうですが、競泳や柔道、体操など幾多の種目で日本人選手の活躍が期待されます。巷の予想では金メダル30個以上の獲得が見込まれるとの分析もあり、開会式の演出や最新技術を駆使したテレビ放映の進歩など興味は尽きません。
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- 楽しみ方はみなさんそれぞれだとは思いますが、オリンピックは国全体が一丸となって連帯感を強めることができるよい機会であることは間違いありません。日本人選手の素晴らしいパフォーマンスを期待してみなさんと一緒に応援したいと思います。
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- </p>
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- <h3 id="life">令和02年1月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 近年、地球温暖化などの影響で、予想を超える災害が地球規模で発生しています。国内でも毎年のように地震や台風、集中豪雨などの自然災害が発生しており、「○○年に一度の災害」というフレーズも耳慣れてしまった感があります。昨年も各地で被害が発生しましたが、とりわけ台風15号と19号の被害は広範囲に及び、400を超える市区町村が災害救助法の適用を受ける事態となりました。幸い当町は、昭和51年の9.12豪雨以来、大きな災害に見舞われることはありませんが、被災地の方々の心情を察すると複雑な気持ちになります。また、今後いつどこでどのような災害が発生するか心配は尽きません。
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- これまでも折あるごとにお話ししていますが、公共の力だけで、すべての皆さんの安全、安心を担保することは叶いません。いざというときには、ご近所で支え合い、助け合うという「共助」がとても重要です。つまり、普段からの皆さんのふれあいやつながりが、いつ発生するかわからない災害に対する一番の備えとなるのです。
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- 当町では、コミュニティー形成に重要な役割を担う各種ふれあい事業を、一年を通じて開催し、人と人との「つながり」を涵養しています。昨年のイベントでは、町民運動会は台風の影響で中止となりましたが、3月のかいこ祭りに始まり、北方まつり、歩行者天国、盆踊り大会、清流フェス、福祉フェスティバル、ふれあいまつりと多くのイベントが好天に恵まれて大勢の人で賑わいました。今年も皆さんが、気軽に楽しくお互いの絆を深められるようなイベントを数多く企画していきます。どなたもどうぞ振ってご参加ください。
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- <h3 id="life">令和01年12月</h3>
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- 少し自慢話になりますが、競馬の調教師の国枝栄氏は北方町高屋出身で、私と小中学校を共にした同級生です。調教師は、騎手のような華やかさはありませんが、競走馬のトレーニングや健康管理を行う重要な役割を担います。国枝氏は調教師の中でも、今を時めく日本最強の牝馬「アーモンドアイ」などを管理するトップ厩舎を運営しており、競馬会では超がつく有名人です。
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- 先日(10月28日)、公務で3日間上京する機会がありましたので、その間隙を縫って、茨城県美浦村の「美浦トレーニングセンター」でお会いすることができました。この施設は北方町の約半分(248ha)もの広大な敷地をもち、競走馬2000頭を収容できるJRA中央競馬の調教拠点施設です。
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- 20年ぶりの再会に昔話は盛り上がり、競馬に対する熱い話を聞き、北方町の発展ぶりを伝えるなど、お互いの活躍を称えあいました。また、厚かましく「ふるさと納税」をお願いするなど、トップセールス(?)を行うこともでき、よい時間を過ごすことができました。
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- 折しも、秋の天皇賞「アーモンドアイ」の優勝直後というタイミングでしたので、私も番記者に囲まれ一緒に取材を受けることになりました。国枝氏は普段は口数が少なく記者泣かせの人物とされているそうですが、この時ばかりは旧交を温めることができた懐かしさからか、いつになく饒舌だったようです。「同級生の北方町長が激励に訪れる」と翌日のスポーツ新聞でも大きく紹介されるなど、図らずも“つながり”を大切にする北方町を大いにアピールすることができるよい機会となりました。
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- <h3 id="life">令和01年11月</h3>
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- 日々叫ばれている少子化問題ですが、国立社会保障・人口問題研究所は、国全体の出生者数は年3~4万人規模で減少しており、以前の予想よりも早く年間出生者数90万人を割る見込みであると推測しています。その要因は団塊ジュニア世代が2019年には全員45歳以上になり、出産期の女性が減った事が大きいとしています。
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- 北方町では、平成元年の出生数は256人、ピークの平成6年は282人でしたが、その後ゆるやかな減少傾向がつづき昨年には143人と半減しています。一昨年には185人まで盛り返していたのですが、今年9月末までの出生数をみても昨年を下回りそうなペースになっています。いうまでも無く少子化や人口減少は町の潜在成長率を低下させ活力を損ないます。
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- しかし、暗い話ばかりではありません。その一方で北方町は移動率の高い市町村であるという特徴があります。移動率とは転入・転出者の合計数を人口で割った比率で、平成30年の県平均は約5%、北方町は10.22%となっています。これは18,000人の町で毎年約2,000人もの転入・転出者がいるということであり、県内市町村でも6番目に高い数字です。つまり、そもそも人口移動が少ない市町村と比べると、北方町は転出者が減りさえすれば潜在的に人口増加の可能性が高い町であるということです。
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- 出生者数を回復する特効薬はありませんが、学園構想の推進による教育環境整備や南東部開発事業など、これからも若い世代を町に呼び込む魅力ある施策を推進し、広く町内外にアピールしていきたいと思います。 </span>
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- <h3 id="life">令和01年10月</h3>
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- 恒例の野外音楽イベント「北方清流フェス2019」は、好天に恵まれ、昨年を大きく上回る約6,000人もの来場者で大盛況のうちに終了しました。協賛していただいた多くの企業、イベント運営に関わっていただいた高屋地区の方々や岐阜農林高、岐阜高専、KCLのみなさんには心より感謝いたします。
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- さて、このシティプロモーション事業「ロックフェス」は北方町を対外的に広くアピールするために3年前に立ち上げたものですが、これまでは若者が中心となって企画し、若者をターゲットに絞った内容になっていました。しかし、特定の世代のみが楽しめる企画では発展性がないのではないかと考え、今年から「ロックフェス」をメインとするも町内外の幅広い年代の方や地域とのふれあいの場として転換を図りました。具体的には会場を「祭りゾーン」と「ロックフェスゾーン」の2つに分け、「祭りゾーン」では流しそうめんや魚のつかみ取りなどファミリー層や年配の方でも楽しめる各種イベントを、「ロックフェスゾーン」では存分に音楽を楽しめるように配慮しました。
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- 今までのイベント内容を大きく変えることには心配もありましたが、会場内の「せせらぎ水路」で大喜びで水遊びする子どもや、その場で焼いた魚を食べながらステージの音楽を楽しむお父さんの姿などを見ると、目論みどおり多くの世代のみなさんに楽しんでいただけるイベントにすることができたと思います。
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- 今後も北方清流フェスが、みなさんの絆を深める夏の風物詩として定着するように工夫を重ねていきたいと考えています。
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- <h3 id="life">令和01年9月</h3>
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- 健康志向の強まりなどから喫煙者率は一貫して下がり続け、男性ではピーク時(1966年=83.3%)から3分の1(27.8%)に減少し、平成30年間だけをみても、男女全体の喫煙者率は半分になっています。20年ほど前はどこでも灰皿が置いてあり、役場の会議でもタバコを吹かしながら議論を交わしていたことが嘘のように思い出されます。愛煙家にとっては、どんどん肩身が狭い世の中になっていきます。
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- 動喫煙対策強化のため健康増進法の一部が改正され、7月1日から行政機関の敷地内全部が、来年4月1日からはホテルや飲食店など人が集まる場所が、原則禁煙となり、違反者には内容によって反則金が課せられます。当町でも7月から庁舎の喫煙室を閉鎖するなど、全ての町施設を敷地内禁煙としています。愛煙家を更に隅に追いやることになりましたが、受動喫煙対策として仕方のないことだと思っています。かく言う私も3年ほど前に卒煙したばかりですから、愛煙家の心情や簡単に卒煙できないことはよく解ります。自分勝手ですが、卒煙するとそれまで全く気にならなかったタバコのにおいが、とても不快に感じるようになります。喫煙者は自分のタバコがどれほど人に不快感を与えるかということは、タバコをやめて初めて気づくことなのかも知れません。昔から「タバコは百害あって一利なし」とは言ったものです。今回の法改正を契機に思い切って卒煙してみましょう。
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- このことは「人と人のつながり」を円滑にするためのヒントでもあります。つまり、相手の立場から自分がどのように見えるのかと想像することが大切で、お互いその点に注意することが円満な地域社会を築くコツでもあります。
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- <h3 id="life">令和01年8月</h3>
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- 先日、中部圏域のシンクタンクとして地域の調査研究を行う「中部圏社会経済研究所」が、全国1741の自治体を対象に、生活インフラや福祉、教育などに関する統計データを人口知能(AI)で解析した「地域力フロー指標」を算出し、自治体の魅力度ランキングとして公表しました。その中で、北方町は岐阜県で一番魅力がある自治体(全国では146位)にランクされ、教育部門では全国でも35位という高い評価をされました。この結果がテレビ番組や岐阜新聞(7月13日付)などで報道されると、私にも多くの喜びの声や励ましの声が届きました。
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- 今回の調査の特徴は、各自治体の現時点での人を呼び込む魅力(県内1位)と今後の持続可能性(県内4位)という2つの視点から評価を行っている点です。今までも様ざまな調査機関が自治体の格付けを行っていますが、例えば「住みやすさ」とか「幸福度」などの自治体ランキングはその調査時点における評価であり、一時的なブームなどの影響が大きく作用しています。
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- 今回の調査では現時点での評価に合わせて自治体の人口増減など持続的・長期的な指標を用いてAIが解析しており、非常に客観的で説得力ある調査であると言えます。
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- 「いつまでも住みたいと思うまち」を実現するためには、単純な見た目のよさを求めたり、一過性のバラマキ施策では長続きしません。すなわち成熟した住民コミュニティを確立すること、ひと言でいえば「人と人とのつながり」こそが大切であり、今回の調査では北方町の取り組みがおおいに評価された結果であると自負しています。これからも着実に、地に足の着いた行政運営を心がけていきたいと思います。
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- <h3 id="life">令和01年7月</h3>
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- 私は仕事がら数多くの名前に接しますが、最近の子供さんの名前には読み仮名を無視した当て字が多く、どう読んでいいのか見当もつかない名前によく遭遇します。「きらきらネーム」と言って、横文字の名前を当て字でつけたり、アニメのキャラクターの名前を用いたり、首をかしげたくなる名前が溢れています。たとえば(七音=ドレミ)や、(月姫=らめ)、(虹笑空=くれよん)などですが、極端な例では「厳惰夢」で「ガンダム」、「光宙」で「ぴかちゅう」には、さすがにびっくりしました。
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- 先日、(王子様=おうじさま)という名前の高校生が「みじめで恥ずかしい思いをしてきたので(肇=はじめ)に改名したい」と家裁に申し立て、認められたことが話題になっていましたが、実際に自分の名前に違和感があり改名を望んでいる人は全国的に多くいるそうです。
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- 子供の名前は親が子供の将来への思いを込めて名付けるものです。いわば親から我が子への一番初めの「愛情表現」かもしれません。私も子供の命名の際には、さんざん悩んだ末に姓名判断の先生に相談した経緯があり、偉そうなことは言えませんが、子供にとって一生付き合っていく名前であるということを念頭において考えなくてはなりません。
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- どの子もいずれは親から巣立ち、独立した人格を持つ一人の人間として生きていかなくてはなりません。この世に生まれたからには「いつまでもかわいい自分の子供」ではなく、「責任ある社会の一員」としてふさわしい名前を命名してあげることが本当の意味での親の愛情なのではないでしょうか。
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- <h3 id="life">令和01年6月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- 高齢ドライバーが起こす重大事故が急増し、免許返納や認知機能検査などの重要性が指摘されています。4月には東京池袋で87歳の男性が運転する乗用車が赤信号を無視して暴走し、31歳と3歳の母子の命を奪い8人が重軽傷を負うという痛ましい事故が起きました。車に不具合はなく、運転操作のミスが原因のようです。こうした高齢ドライバーによる悲惨な事故が後を絶ちません。かつては「交通戦争」と言われ、子どもや高齢者は交通弱者として大切に守られるべき存在でしたが、近年は死亡事故が激減しているなか高齢ドライバーによる事故は逆に右肩上がりに増えているという皮肉な状況になっています。
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- 高齢者による事故を減らすには、運転免許証に年齢制限をつけることが考えられます。しかし、運動能力や反射能力には個人差もあり、一概に年齢だけで決めるのは難しいでしょう。また公共交通が充実していない地域では車は自立した生活の必需品として手放せないのが現実です。問題なのは、どれだけ高齢になっても「自分の運転は大丈夫」と運転するリスクを深刻に考えていない人が多いことです。ある調査では5万人もの高齢者が認知症のおそれがある状態で現実に運転しているとの結果が出ています。
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- 高齢者の免許更新にあたっては、本人はもちろん、家族も一緒に「何が一番大切なのか」ということを一度冷静に考えることが必要なのではないでしょうか。一瞬の事故が、豊かな人生の晩節を汚すだけではなく、大切な家族や被害者など多くの人の人生を狂わせることを考えていただきたいと思います。
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- </p>
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- <h3 id="life">令和01年5月</h3>
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- <p style="text-indent: 1rem;" class="attention_in">
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- 亥年は選挙の年と言われています。統一地方選挙が4年毎、参議院議員選挙が3年毎なので、その最小公倍数は12ですから、12年に1度亥年の今年が当たり年になるからです。当町では4月に県議会議員、7月に参議院議員、9月に町議会議員、年明けには町長選挙と続きます。まさに今年は選挙イヤーです。選挙となると役所では事務量が増大します。啓発、入場券の発送から、各投票所の開設、開票作業、投票率の分析などが主な業務ですが、通常業務をこなしながらになるので、職員は大きな負担を強いられます。しかし、大変な労力を費やす割に報われないのが投票率に反映されないことです。先の県議会議員選挙で北方町の投票率は30.83%でした。選挙戦が行われた10選挙区の中では最下位となり、当町の最低投票率も更新しました。身近である県議会議員選挙として今回のような結果に大変残念な思いをしています。3年程前から18歳以上に選挙年齢が引き下げられましたが、今回の選挙では20歳未満はわずか19.71%の投票率となっています。また、25歳未満で13.98%、30歳未満で16.19%と若年層が投票率全体を押し下げています。若者が政治に無関心なことのほか、政治に対して抱いている不信感が原因であると考えられます。今後は選挙管理委員会に投票率向上のための啓発活動の強化などをお願いして参りますが、特効薬がないのも現実です。選挙権は国民に与えられた貴重な権利です。みなさんには棄権すること無く投票をしていただくことをお願いしたいと思います。
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- </p>
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- <h3 id="life">平成31年4月</h3>
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- <p style="text-indent: 1rem;" class="attention_in">
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- いよいよ平成が終わり新しい時代が始まります。このつぶやきがみなさんの元に届く頃には、既に新しい元号が発表されていますが、今この原稿を書いている時点では、どのような元号になるのか、日増しに興味と期待が高まっているところです。さて、平成を振り返ると高度情報化、IT技術の発展、核家族化による家庭環境の変化など様々なことが起こりましたが、特に記憶に残ることは地震、豪雨、台風など大きな災害に見舞われた30年でした。特に地震では東日本大震災を始め最大震度7の大震災が7回もありました。昭和は63年間で6回でしたので非常に多い結果です。最近の断層調査では、北方町に最も近い濃尾断層帯において最大震度7、北方町では震度6強が予想されるなど、よそ事ではない結果に驚いています。幸い北方町は災害に縁遠い地域ではありますが、万が一に備え、特に懸念される地震と台風による被害を意識して「災害に強いまち」として整備を推進してきました。しかし行政にできることには限界があります。とりわけ大規模災害時の初期避難は、やはり自助共助で乗り切らなくてはなりません。その共助の軸になるのは身近な町内会や自主防災組織です。<br />
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- 昭和の時代には当然であった「ご近所づきあい」は便利なIT化が進んだことで希薄化してしまいました。しかし、不幸にも多くの自然災害に見舞われたことにより、最近の研究では地域防災の要は日頃からの「つながり」であるとしています。次の時代には避けて通れない災害に備え、自分の身を守るためにも、「人と人のつながり」を大切にしていただきたいと思います。
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- </p>
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- <h3 id="life">平成31年3月</h3>
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- <p style="text-indent: 1rem;" class="attention_in">
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- ケータイ・スマホが普及し、私たちの生活は格段に便利になりました。一般向けの小型携帯電話が発売されたのは1990年頃ですが、当時は契約料も通話料も高額で特定の人しか持てない高級品でした。2010年にはスマホが登場し、PC機能を備えたハイテク機器となりました。通話料も安くなり大衆化してきたのもこの頃からでしょうか。今では高校生、中学生まで持っていますが、携帯電話が登場した頃には、これほど早く一人一台の時代が来るとは夢にも思いませんでした。しかし最近の若い人は、友達や恋人と一緒にいてもスマホに夢中、グループで食事中でも会話もなく皆がそれぞれスマホを見ている様子を見かけますが、これには強い違和感を覚えます。人は面と向かい合って会話することで成長します。またラインなど会話のないコミュニケーションでは、豊かな感情表現や語彙力が養われません。ラインなどのSNSは自分の都合で相手の時間を拘束しない優れたコミュニケーションの手段という論調もあります。確かにそうかも知れませんが、その点だけが強調されると人と人のつながりは薄れ、人間味のない乾いた世の中になりかねません。10年前はスマホなし、20年前は携帯なし、今思うとそんな不便な暮らしが嘘のようですが、今の便利さに拘束された生活を送っているより、いい時代だったのかも知れません。
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- </p>
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- <h3 id="life">平成31年2月</h3>
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- <p style="text-indent: 1rem;" class="attention_in">
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- 北方町は「合唱のまち北方」として長年に亘る取り組みを続けています。しかし、そのシンボルとなるような歌がなく、合唱集会などみなさんが心を一つにして歌うことができる「北方の歌」があるといいな、という声が寄せられていました。そのような中、このたび文化協会のみなさんをはじめ、音楽に精通する住民のみなさんが中心となり、北方町の歌として「北方のかほり」を作っていただく事ができました。この曲の詩を初めて聴いたとき「風はどこから吹いてくるのでしょう、なつかしい故郷のかほりをのせて・・・・」という優しいフレーズが心に響き、ふるさと北方の情景が目に浮かびました。この詩は、子ども達がイメージする北方町を取り入れた歌詞にしようということで、小中学生から寄せられた数多くの意見を基に、大平好秀さん(北方中学校教諭)が北方町の四季を折り込んで歌詞を作り上げ、吉武雄一さんが(北方中学校教諭)作曲、藤川慎司さん(釜戸小学校教諭)の編曲により完成しました。口ずさむには少々難しいメロディーかもしれませんが、合唱にピッタリの曲になっています。子ども達のふるさと北方の誇りと思いが詰まった「北方のかほり」に“はなまる”をあげ、この先長くみなさんの「つながり」を象徴する北方町の歌として愛されることを願っています。なお、「北方のかほり」は庁舎(12時55分)及び町立図書館(閉館時)にて毎日流しています。お立ち寄りの際には是非お聴き頂ければと思います。
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- </p>
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- <h3 id="life">平成31年1月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- <span
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- style="margin-left: 1em">みなさんは教育現場で話題とする「プログラミング教育」をご存知でしょうか。文部科学省が示す「学習指導要領」で2020年度から「プログラミング教育」を必修としたことで、学校現場ではその対応に苦慮していると聞きます。「プログラミング教育」とは、単にパソコンでプログラミングの作成を教えるということではありません。子どもたちが意図した一連の動きを実現するために試行錯誤しながら論理的に考える「プログラミング的思考」を身に付けさせることを目的としているとのことです。とても解りにくい表現で、これを実際に教える先生も大変だろうと心配もします。さて、「学習指導要領」はその時々の時代を反映している訳で、かつては知識を一方的に教える「詰め込み型教育」と揶揄され、その後は指導内容を減らした「ゆとり教育」、学力低下が叫ばれて「脱ゆとり教育」、少し前は「主権者教育」「道徳教育」等、様々なキーワードを耳にしてきましたが、共通することは子どもたちの成長に資するために策定されていることです。現在当町では「北方学園構想」を進めておりますが、その進捗を視野に入れつつ、先んじてICT教育の整備に取組んでいきたいと考えているところです。</span>
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- </p>
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- <h3 id="life">平成30年12月</h3>
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- <p class="attention_in">
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- <span
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- style="margin-left: 1em">合掌集落として有名な白川村ですが、以前より親交のある成原村長に招かれ、天下の奇祭と銘打つ「白川村どぶろく祭り」に行ってきました。当町とは、北方南小学校の宿泊学習のなかで、白川村の子どもたちと協力しながら手による田植えや餅つき体験をするなど以前から交流を続けています。また、現在当町で2023年4月の開校に向けて準備している義務教育学校の先駆けとして「白川郷学園」を開校していることから、幾度と学園視察にも訪れています。「どぶろく祭り」は、平瀬八幡神社を皮切りに白川村の5箇所の神社で開催日が異なり、会場では御神幸、獅子舞、歴史と民話にまつわる民謡や舞踊などの神事が繰り広げられます。唄は共通ですが、踊りは会場ごとで異なり、歴史と伝統ある白川郷ならではの趣があります。ことし造りこまれた「どぶろく」の奉納を終える午後3時頃には、氏子のみなさんが一斉に来客一人一人の杯に「どぶろく」を注いで回り境内が芳醇な香りに包まれます。村人と来客が一緒になって杯が酌み交わされ、長い歴史とともに育まれてきた民謡が披露されると「どぶろく祭り」は最高潮に達し夜更けまで境内は賑わいます。 伝統芸能を親が子へと継承されるつながり、村人同士や来客とのつながりを拝見し古くからつながりを大切にしてきたからこそ世界遺産にも登録された歴史に奥深さを感じる一日になりました。</span>
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- <h3 id="life">平成30年11月</h3>
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- style="margin-left: 1em">みなさんも古文の授業で習った事があると思いますが、徒然草第109段「高名の木登りといひし男、人を掟てて、、、」の話があります。木登り名人の男が、弟子に木の枝を切らせた時に、高く危険な所では、何も注意をしないのに、あと少しの所まで降りてきた時、初めて「気を付けなさい」と注意をします。声をかけられた弟子は、「こんな低い所では、怪我のしようもないのに、なぜ注意するのですか」と尋ねたところ、「目が眩んだり、枝が折れそうな危険なところは、自分でも怖くて気を付けるから心配しなくてもいいが、「もう安全」と思う高さになった時にこそ油断して誤って落ちる」と返答します。仕事で「もう安全、もう大丈夫」等と高をくくってしまうと、その慢心につけ込んで失敗してしまう事があることを諭す話です。誰もが新しい環境に身を置いた時は、細心の注意を払い失敗しないように気を付けるものですが、2、3年もすると環境の変化に順応し、ふとした事で気持ちに緩みが生じて失敗することが往々にしてあります。私も町政をお預かりして2年半が過ぎました。まだまだ困難な課題が山積しており気を抜くなど出来る状況にありませんが、初心を忘れる事なく気を引き締めて町政の舵取りをして参りますので、今後も皆様のご理解ご協力をお願いします。</span>
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- <h3 id="life">平成30年10月</h3>
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- style="margin-left: 1em">先日、町内全小学5年生を対象に行われた「夢の教室」を参観しました。この「夢の教室」は、子ども達に夢を持つことの意義を伝えたいとの思いから始め2年目となる事業です。今年は、東京ヴェルディを始め数多くのチームでゴールキーパーとして活躍され、各年代別サッカー日本代表にも選出された小針清允さんと、千葉ロッテマリーンズや阪神タイガースでプロ野球選手として活躍したのちに格闘家へ転身しK-1などでも活躍された立川隆史さんの2人を特別授業講師「夢先生」としてお招きしました。特別授業では、子どものころからの実体験に基づき様々なお話をしていだきました。しっかりとした夢をもって、それに向けてひたむきに努力する事の大切さや、怪我や失敗をしてもそれを克服する強い精神力が必要でプロ選手になる厳しさを再認識させられました。なかでも強い信念を持ってプロ選手として成功したにもかかわらず、「何度も競技を辞めたい」と思うほど精神的に追い詰められた場面では、親や身近な仲間の何気ない一言で乗り越えられたことに共感を得ました。まさに、私が大切にしている人と人との「つながり」が、一人のトップアスリートを生む原動力になったという事だと思います。もちろん、自らのひたむきな努力が一番ですが、決して自分だけの力だけでなく、周りの人達のサポートやつながりがあってこそ成功につながるということを、北方の将来を担う子ども達が感じてくれればいいなと思う授業でした。</span>
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- <h3 id="life">平成30年9月</h3>
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- style="margin-left: 1em"></span>今年は2月に北陸で記録的な大雪が降り、4月には宮崎県霧島山の火山噴火、6月には大阪北部の地震、7月には記録的な大雨に記録的な猛暑、逆走する台風12号など日本は自然の脅威に翻弄されました。とりわけ西日本豪雨では広範囲に亘って河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数200人を超える甚大な災害となりました。岐阜県下では2013年8月の制度運用開始以来初めてとなる大雨特別警報が最大16市町村に発令されるなど山間地域を中心に避難指示や避難勧告が出される状況となりました。当町では職員を待機させるなど緊急対応が出来るよう万全な体制を整え、事にあたりましたが、当町には一度も暴風警報以外の警報が発令されず無事に過ぎ去ったことで、改めて災害に強い町を意識したところです。「災害は忘れた頃にやって来る」とよく云われますが、最近は「忘れる間もなくやって来る」になってしまった感があります。また近い将来、必ず起きると予測される東南海沖地震など危惧されますが「自分の命は自分で守る」が一番の基本です。家具の転倒防止や非常食、飲料水の備蓄、また日頃から危険箇所や避難所の確認など、意外と成されていません。危機意識を持って備えを怠らないようにしていただきたいと思います。現在、ハザードマップと防災ハンドブックの全面改訂作業をしています。来冬にも全世帯に配布する予定をしていますが、この機会に今一度家族での防災対策について話し合うなどしていただければ幸いです。
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- <h3 id="life">平成30年8月</h3>
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- style="margin-left: 1em"></span>10月21日に開催される第10回ぎふ清流郡市対抗駅伝競走大会に本巣郡として参加することになり、先日(6月27日)結団式を行いました。結成された、選手、監督、コーチ、補員を含めた20名に選手証を授与し、選手から力強い決意表明をいただきました。コースは県庁から羽島市文化センター、小熊コミュニティセンターをそれぞれ一往折り返して、32.4km(10区間)を小中高一般、40歳以上の男女10人の混成チーム(21市と9郡の代表30チーム)で競います。<br />
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- style="margin-left: 1em"></span>今年は本巣郡、安八郡、大野郡が参加したことで、県内全てのチームが参加する一大イベントとなったようです。もとより当町は一郡一町で出場資格がありながら、選手層の薄さから見送って来た経緯がありますが、今年からは「参加することの意義」を尊重してエントリーしたところです。選手は小、中学生ではタイムレースで、高校生、一般は北中陸上部のOBを中心に選出されたようです。<br />
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- style="margin-left: 1em"></span>これから本戦に向け合同の練習会など行われますが、駅伝は選手一人一人の信頼とサポートする家族やスタッフの協力が無ければ成り立たない競技です。北方町の代表として単に大会の結果だけを追い求めるのではなく、日々の練習の時から繫がりの大切さを感じながら努力する姿、そんな姿がみなさんの目にとまればと思っています。
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- <h3 id="life">平成30年7月</h3>
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- style="margin-left: 1em"></span>第27回北方町民ゴルフ大会(6月6日岐阜本巣カントリー、連続25回参加)に今年も元気で参加する事が出来ました。当日は梅雨入りしたこともあり、一日中雨の中でのプレーとなりましたが、参加者は「雨にも負けず・・・」で、悪天候のなか大会を盛り上げていただき感謝しています。参加者は95名で内54名の方が65歳以上と本大会も例外なく高齢化していますが、みなさんがハツラツしたプレーをされる姿はとても励みになりました。特筆は、本大会最高齢(Hさん81歳)がグロス81のスコアで見事にエージシュートを達成された事です。ゴルフを嗜む者であれば、生涯に一度は経験したいことが3つあります。「ホールインワン」「アルバトロス」そして「エージシュート」です。偶然によってもたらされる事が多いホールインワンと違って自分の年齢より少ないスコアで回るエージシュートは真の腕前として勲章と言われます。なおかつ70歳代後半以降も健康とゴルフの腕を維持することが前提となる夢の偉業と言えるでしょう。私には実力からして100%無縁の話ですが、大会の連続参加を目標に、これからも健康増進の手段としてゴルフを楽しみたいと思います。町でも各種のスポーツ活動を支援し、健康年齢の延伸に寄与する健康づくり事業を推進しています。大いに活用していただけたらと思います。
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- <h3 id="life">平成30年6月</h3>
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- style="margin-left: 1em"></span>私は第一印象を大事にする「初頭効果」と、去り際や終わりを大事とする「親近効果」という心理学の言葉を大切にしています。最初に相手に伝えた情報が印象に残りやすいとする「初頭効果」、対して判断をする直前、つまり最後の情報が判断に大きく影響を与え、印象に残りやすいとするのが「親近効果」です。この2つの心理効果を使うタイミングは「はじまり」と「終わり」です。私は町長という職務から、様々な会に出席させていただき、多くの挨拶や発言の機会をいただいています。まず何を話すかという事を考えますが、会合の趣旨や年代など多様なため、どのような話し方をするのかも悩みます。また、伝えること、話しておかなければならないことなど、より解りやすく伝えるにはどうしたら良いかなど悩むところです。この言葉から、伝えたいことは最初に話し、服装や頭髪の手入れなど、みなさんに好印象を与えることを心がけています。また、挨拶のメリハリ、時間も適度でないと、興味を持って聞いてもらえません。<br />
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- style="margin-left: 1em"></span>「始めよければ終わり良し、終わりよければ全て良し」。みなさんもこの心理効果を理解し第一印象を良くすることで、良い人間関係を築くなど普段の生活や仕事にその成果を上げて貰えたらと思います。
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- style="margin-left: 1em"></span>新年度は退職者のみなさんとの別れ、新人職員との出会い、人事異動などによる環境の変化の月として、新年を迎える正月とは全く趣が違います。今年度は人事交流で1名の県職員、一般職員2名、保健師1名、保育士4名を新しく迎え入れました。新規採用の職員には、公務員としての服務宣誓(住民サービスの提供、法令の遵守という自覚のもとに職務を遂行する)をしていただき辞令を交付しました。彼らは社会人1年生らしく実に初々しく、私もこの姿を見て「“つながり”で築く躍動するまち北方」の実現に向けて頑張ろうと気持ちを新たにしました。<br />
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- style="margin-left: 1em"></span>平成の大合併により近隣町村は市となり、近隣市町の人口割り職員数と比較しても少なく厳しい状況ですが、北方町は町だけど市に負けない素晴らしい町だとより一層みなさんに言っていただけるよう職員と一丸となって頑張っていきたいと思います。昨今の業務は複雑化、煩雑化しており、組織内の情報共有が必要であり報連相(報告、連絡、相談)の徹底を新年度に当たって訓示し士気を高めたところです。<br />
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- style="margin-left: 1em"></span>今年度は、町制130周年記念の年として新たな歴史をきざみます。1年を通して古き良き伝統と文化のまち北方を町内外に発信し、町の活力を醸成したいと考えていますのでみなさんにも、ご理解とご協力をお願いします。
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- style="margin-left: 1em"> 先日、天皇陛下の退位を実現する特例法が成立し、来年4月30日で明仁天皇陛下は退位され「上皇陛下」となられます。これまでの陛下のご活躍は、国民の誰しもが知るところであり、今後はどうかお健やかにお過ごしいただけることを願って止みません。</span><br />
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- style="margin-left: 1em">さて、新しい天皇陛下が即位されるに伴い、皆さんの関心事は新元号がどうなるかという事ではないでしょうか。元号は、国民の理想として相応しい良い意味を持つもので、「漢字2字」、「書きやすく読みやすい」、「これまでに無い元号で俗用にされていない」といった条件があるほか、頭文字がM、T、S、Hであるものも便宜上採用されないようです。ところで、ネット上では、元号の存続について物議を醸しているようで、若い世代の間では元号不要論が飛び交っています。確かに官公署での公文書はほぼすべてで和暦を使用しているため、元号が変われば関連システムの改修や各種印刷物などの更新に相応の費用がかかります。また、各種統計データなども海外のデータと比較する際に不便を感じることもあり、元号を廃止して西暦表示に統一することには一理あるとは思います。しかし、元号には日本独自の歴史的な重みや長年使ってきた愛着があります。今後、和暦と西暦を場合によって使い分けるなど、社会的なルール設定が必要となるかもしれませんが、元号の存続自体は必要だと思います。</span><br />
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- style="margin-left: 1em"></span>私たちの世代が、若い人たちの代名詞として使ってきた「平成生まれ」という表現もあと1年で終わりです。新たな時代への希望を感じると共に、もう少し「平成」が続いても良かったのかな、と一抹の寂しさを感じます。
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